持続自己血糖測定(リブレ)
3割負担での検査料:3750円
- インスリン製剤の自己注射を1日に1回以上行っている方に対し、1ヶ月分の血糖自己測定器加算として頂きます
- 初再診療や管理料、処方箋料など血糖自己測定器加算以外の料金は含んでおりません
予約:不要
結果説明:装置を装着し終えて来院された際に可能
★図36(リブレ写真)★
「血糖が高い」の項で、HbA1cという指標の有用性について述べました。
しかし、HbA1cには実は欠点があります。
この2つのグラフの様な血糖値は、どちらも同じHbA1cになってしまうのです。
しかし体に与える負担は、血糖の上下、つまりグラフの振幅が小さい「A」の方が、ずっと小さくなります。
これは、そういった問題を解決するための
一日中血糖値(に近い間質液中の糖濃度)を測り続ける装置
となります。
睡眠中も含め、24時間血糖値を計測し続けます。
初回は外来で我々が、上の写真の様な500円玉大の装置を二の腕に刺させて頂きます。
刺すといっても痛みはほとんどないのでご安心ください(刺した翌日〜翌々日に少し重苦しくなることはあります)。
専用の読み取り器、もしくはiPhoneの設定を完了させた後、それらを用いて、三食時+就寝前の装置のスキャンを開始します(交通系ICを使用する時の感覚です)。
それを2週間続けたら、装置を剥がし、ご自身で自宅にて2枚目を刺して頂きます。
同様に2週間続けたら、専用の読み取り器、もしくはiPhoneを持参し再診してください。
そこで結果を説明させて頂きます。
なお、長袖を着れば装置は完全に隠れますので、ご安心ください。
また、装着中は通常通りの生活をして頂いて結構で、入浴やシャワーも(30分以上でなければ)装置を付けたままされてください。
以上となりますが、
インスリン製剤を使用中であり
・従来の自己血糖測定値に比してHbA1cが極端に低い、あるいは高い方
・従来の自己血糖測定で低血糖を繰り返す方
などは、質の高い血糖コントロールを達成するうえで大変有用な検査ですので、是非一度ご検討ください。