にんにく注射、AGA治療、ED治療
※ このページの内容は全て自由診療となるため、医療保険は使えません。また、通常の保険診療と同日に行うことはできません。保険診療もご希望の方は、別日に再度ご来院ください。
※ AGA治療とED治療に用いる薬剤は保険診療と異なり院内調剤となります。
※ 下記の薬剤費のほかに、初診料や再診療は頂きません。
にんにく注射
フルスルチアミン 10mg | 1500円(税込) |
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効用
ビタミンB1およびその誘導体であり、疲労回復の効果があります。
即効性があり、特に曳山祭りの前後、毎年多くの方にご利用頂いております。
特にご注意頂く点
①アナフィラキシーショック
ごく稀ですが、注射後に呼吸困難、血圧低下、脈拍上昇、蕁麻疹、腹痛などの症状を認めることがあります。
万一その様な症状を認めた際は、速やかに対応させて頂きます。
② 注射後のにんにく臭
注射後、お体からにんにく臭を感じることがあります。
ただ、周りの方が臭いを感じることはなく、ご本人が感じる臭いも1時間ほどでなくなっていきます。
③ 疲労感を来す疾患が隠れている可能性
疲労感を訴えにんにく注射をご希望される方から、稀に治療が必要な疾患が見つかることがあります(糖尿病、甲状腺疾患、悪性腫瘍など)。
最近検診などを受けていない、疲労感のほか体重の急激な増減も伴う、注射後も疲労感が全く改善しない、といった方は、一般診察も検討されてください。
AGA治療
フィナステリド 1mg | 28錠 3640円(税込) |
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デュタステリド 0.5mg | 30錠 3900円(税込) |
※1日1回、1回1錠です
※フィナステリド錠は1回の外来につき28錠、56錠、84錠のいずれかで処方できます(初診時は28錠のみ可で、その後も医師の判断により、ご希望によらず28錠の処方となることがあります)
※デュタステリド錠は1回の外来につき30錠、60錠、90錠のいずれかで処方できます(初診時は30錠のみ可で、その後も医師の判断により、ご希望によらず30錠の処方となることがあります)
効用
AGA(男性型脱毛症)による抜け毛の抑制です。
継続して内服して頂くことで、多くの場合6ヶ月ほどで効果を認めます。
5αリダクターゼという酵素を阻害することで効果を示しますが、フィナステリドが5αリダクターゼⅠ型のみを阻害するのに対しデュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害するため、デュタステリドの方が効果がやや強くなります。
特にご注意頂く点
①血液検査でのPSA値の低下
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAが半分程度に低下すると言われております。
つまり、実際はPSA高値で要精査となる筈の方が見逃される可能性があります。
検診やかかりつけ医での血液検査でPSAを測定する際は、必ず上記薬剤を内服していることを担当医にお伝えください。
② 性欲減退、勃起不全
フィナステリドの臨床試験では使用した方の1.1%に性欲減退、0.7%程に勃起不全を来したと報告されています。
デュタステリドの臨床試験では使用した方の3.9%に性欲減退、4.3%に勃起不全、1.3%に勃起不全を来したと報告されています。
男性ホルモンの活性化を防ぐことで脱毛を抑えるという性質が裏目に出ている可能性もありますが、「フィナステリドやデュタステリドが性機能が低下させてしまうかもしれない」という不安によって引き起こされている可能性もあります。
万一これらの症状を認めた際は、投薬の中止を検討するほか、後述するシルデナフィルを「つなぎ」として利用し、自然に機能が回復するのを待つという方法もあります。
ただ、これらの症状を認めた方の中でさらに一部の方は、投薬を中止しても症状が持続することが報告されております。そのため、
- これから挙児を希望する男性で、性機能低下に強い不安を感じる方
- 精神疾患などの既往があり、治療に不安を感じやすい方
は、内服開始を慎重にご検討ください。
③ 効果が現れない可能性
6ヶ月間内服しても、効果を実感できない際には、それ以上内服を続けても変わらない可能性が高いです。
その場合には、円形脱毛症や男性ホルモン以外のホルモン異常など、AGA以外の原因が考えられるため、一般診察での精査や皮膚科への紹介を検討させて頂きます。
また、既に抜けてしまった毛髪を新たに生やすというよりは、残っている毛髪を維持する様な薬となります。
使用を開始する時期が遅いと、十分な効果が得られない可能性にもご留意ください。
④ 内服を継続する必要性
AGAは治療によって根本的に治る状態ではありません。
内服を中断すると、抜け毛は再度進行し、本来のその方の毛量に戻っていきます。効果を実感された方は、基本的には内服を継続することをお勧めします。
ED治療
シルデナフィル 50mg | 2錠 1000円(税込) |
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タダラフィル 10mg | 2錠 2000円(税込) |
※どちらも1日1回、1回1錠で、内服後つぎの内服までは必ず24時間以上あけてください
※1回の外来で2錠単位で最大20錠まで処方します
効用
シルデナフィルもしくはタダラフィルを内服して頂くことで、内服後の一定時間、ED(勃起不全)を改善します。
特にご注意頂く点
①内服する時間、タイミング
シルデナフィル:
効果は内服後30-60分してから出始め、5時間ほど持続します。
性行為の60分ほど前の、空腹時に内服をされてください。
食事の前後に内服すると空腹時に内服する時と比べ、有効成分の吸収がとても悪くなり、効果の発現遅延や減弱に繋がります。
食前に内服する際は食前30分前までに内服されてください。
食後に内服する際は脂質の少ないあっさりしたメニューとして、食後2時間後以降に内服されてください。
タダラフィル:
効果は内服後1時間ほどしてから出始め、24時間ほど持続します。
性行為の3時間ほど前の、できれば空腹時に内服をされてください。
シルデナフィルほど食事の影響は受けませんが、影響が全くない訳ではないです。
食前に内服する際は食前2時間前までに内服されてください。
食後に内服する際は脂質の少ないあっさりしたメニューとして、食後2時間後以降に内服されてください。
② 狭心症や心筋梗塞などの心疾患を有する方へ
シルデナフィル:
心筋梗塞を過去6か月以内に認めた方は内服できませんが、それ以外の方も以下の内容にご注意ください。
シルデナフィルはバイアグラという薬剤の後発品ですが、もともとバイアグラは狭心症や心筋梗塞に対して開発されました。
そのため、狭心症や心筋梗塞などに用いられる硝酸剤や塩酸アミオダロン製剤を内服中の方は、作用が重複する薬剤を内服してしまうことになるため、シルデナフィルを内服できません。
肺高血圧症に使用されるリオシグアトを内服中の方も、シルデナフィルを内服できません。
また、シルデナフィルを内服後、勃起不全が改善し性行為自体が激しくなることで、狭心症発作が誘発される可能性もあります。
性行為自体が可能かどうか、心臓の主治医に事前にご確認ください。
タダラフィル:
注意すべき点はシルデナフィルとほぼ同じですが、タダラフィルは塩酸アミオダロン製剤を内服中の方も使用できます。
③ 血管拡張作用
シルデナフィル:
内服後、効果が出始める時間帯から「顔のほてり」「頭痛」「目の充血」「鼻づまり」「消化不良」などを認めることがあります。
血管拡張に起因する副作用で、比較的多くの方に起こりますが、基本的には過度な心配は不要です。
飲酒後の状態に近いと考えてください。
頭痛が強い場合にはロキソニンなどの頭痛薬を併用されても構いません。
ただ、もともと血圧が低い方(しばしば90/50mmHgを下回る方)は、この血管拡張作用によりさらに血圧が下がる可能性があるため、シルデナフィルを内服できません。
また、著しい高血圧の方(しばしば170/100mmHgを上回る方)も、急激な血圧低下とそれに伴う有害事象が懸念されるため、シルデナフィルを内服できません。
タダラフィル:
シルデナフィルとほぼ同じ副作用が起こり得ますが、シルデナフィルより軽いことが多いです。
シルデナフィル同様、血圧が低い方(しばしば90/50mmHgを下回る方)や著しい高血圧の方(しばしば170/100mmHgを上回る方)はタダラフィルを内服できません。
④ その他の内服を控えるべき方
シルデナフィル:
上記以外にも、以下に該当する方はシルデナフィルを内服することができません。
✓過去6か月以内に脳出血または脳梗塞を来した既往のある方
✓重度の肝機能障害をお持ちの方
✓網膜色素変性症をお持ちの方
タダラフィル:
上記以外にも、以下に該当する方はタダラフィルを内服することができません。
✓過去6か月以内に脳出血または脳梗塞を来した既往のある方
✓重度の肝機能障害をお持ちの方
✓重度の腎機能障害をお持ちの方
⑤ 生活習慣病が隠れている可能性
EDには、生活習慣病の初期症状として現れることがある、というあまり知られてない側面があります。
つまり、高血圧症や脂質異常症、糖尿病などを基礎として動脈硬化が進む過程で、脳や心臓の太い血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞を来す何年も前に、もともと細めなペニスの血管がさらに狭くなることでEDを来す、ということです。
もちろんストレスやパートナーとの相性が原因の大部分を占める方も少なくありませんが、EDの治療を始める際は、将来のために今一度、生活習慣病の可能性を見直されてみてください。
また、内服薬によるED治療はある意味その場しのぎに過ぎないとも言えるため、生活習慣病の治療を並行して行い動脈硬化の進行を抑制する方が、結果的にED治療にもプラスに働くと考えます。